過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
1- 20
308:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:32:22.83 ID:gUNVYqIl0
「それで、式。これからどうするんだ?」

「―――、」

式は一思案してから肩をすくめて答える。

「元はといえばトウコが余計なことするから面倒をくったんだ。全部トウコにおしつけよう」

トウコ、とは誰だろうか?と三人は思ったものの、式の本気で恨めしい鋭い目に気圧されて口には出来ない。

ついてこい、と言うように式はさっさと歩き始める。

ピタ、といきなりとまって、式。

「――――御坂、おまえはどうする」

なぜこの人は私の名を――――ああ、このバカが私のことを呼んでたからか。

「もちろん、いくわ。……その二人がどうなるのか、ちゃんと最後まで見届けたいもの」

「そうか」

やはり短く答えると、今度こそ式はなにも言わずにただ歩いていく。

三人も黙ってただそれについていく。

―――かくして四人は無事アクセラレータを止め、無力化することに成功し、荒野と化した第19学区を後にした。

荒野の真ん中にポツンと落ちたままの白く細い左腕は、枯れた大地にただ一輪だけ咲いた、なんだか儚い百合の花のように式には見えたという――――――


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
547Res/405.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice