過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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310:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:35:39.67 ID:gUNVYqIl0
「いいか、インデックス。魔術というのはね、魔力を以って行う秘儀、禁忌の類ではあるが奇跡ではないもののことだということはわかるだろう。

有り体に言えば魔を操る術だ。人為的に神秘・奇跡を再現する行為の総称。

常識から乖離した現象だが資金と時間に制約をつけなければ現代の技術で再現可能な神秘を指すわけだ。

根本は『歪曲』と『逆行』。

もとは魔法で、『根源』から引いている決められた力だ。
よって、それを知っている人間が増えれば増えるほど力が弱くなる。
まあ、十のものを一人で使うか二人で使うかの違いだよ」

「根源―――――?」

以外にもインデックスはその単語を知らなかった。

「なんだ、知らないのか?根源とは、あらゆる出来事の発端となる座標のことだ。

万物の始まりにして終焉。この世の全てを記録し、この世の全てを作れるという神の座。
アカシックレコード、という言葉は聞いたことがあるだろう。世界の外側にあるとされる、次元論の頂点に在るという“力”だ。

まあ、根源の渦という名があるために「 」とは微妙に違うがね。

根源の渦に至るという願いは魔術師に特有のものだ。………おまえの知る魔術師には根源にいたろうと考える者が居なかったのか?
ローラやアレイスターは目指したと言っていたがね。まあ、これは世界の外側への逸脱で、これによって世界の内側にもたらされるものはなく、
世界の内側にしか視野を持たない聖堂教会にとっては全く意味のない企てとしか思われないからな。
――ああ、そうか。おまえたち魔術師が属するのは十字教のような宗教団体だものな。世界観そのものが違うわけだ。
私のいた魔術協会にとって、根源に達する儀式は協会の監視下で行われるべきものだった。
宗教とは一切の接点を持たず、ひたすらに魔術を極める人種が我々協会の魔術師だからだ。
まあ、そうやって奇跡を求めるような、誰より弱い人種と言われればそれまでだがね」


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