過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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314:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:41:15.27 ID:gUNVYqIl0
「あの、このビルが難攻不落なのはその科学技術からですよ、橙子さん。
今の言い方だと、まるでこのビルが魔術的な防膜も張られてるみたいじゃないですか―――――あ」

「そうだ。言わなかったか?ここの統括理事長アレイスター・クロウリーは過去最悪とも称される魔術師なんだ。
昨年、学園都市に四人だか五人だかの魔術師が忍び込んだらしいが――――
まあいずれもアレイスターが目的ではなかったようだし、目的だったとしてもこのビルの突破は不可能だっただろう。
なぜなら、このビルは対魔術師用の防衛魔術が常時張られているからだ。アレイスター直々のな」

これには流石に黙って話を聞きいれられないインデックスがあわてて口を開く。

「ま、まって!ここは学園都市なんだよ!?その一番偉い人が魔術師で、しかもかのアレイスター・クロウリーだなんて、にわかには――――」

「ああ、信じられんだろうな。だがすぐに分かるさ、なにせこれから会うんだから」

そういうと、橙子さんはずっと持っていた匣―――人ひとりが収納できる旅行鞄大の―――を地に下ろした。

気になってはいたけれど、触れない方がいいような気がして僕は触れなかった。
多分、インデックスもそうなんだと思う。

形は鞄というよりは立方体といった方が近い。―――なんだかここからは見てはいけないような気がする。

「コイツを下手に放てば周囲のものが全てなくなってしましあねなくてな――――そんな派手なことになると協会に嗅ぎ付けられてしまうから、私はこれの使用はあまり好ましく思っていないんだ。
本当ならな。だがここは学園都市だ、そんな心配はない。
ではいつものようにやらせてもらおうか――――失礼、アレイスター」


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