過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/16(日) 15:54:00.74 ID:gUNVYqIl0
「―――それで、式。ここにこんなに部外者を連れ込んで、どういうつもりなんだ」
――――伽藍の堂。
アレイスター=クロウリーが姿を消してしまい、気絶したインデックスをおぶった僕と橙子さんが伽藍の堂に戻ると、
見事に無傷な式と傷だらけの少年少女合わせて5人が事務所内にいた。
聞けば、上条君、美琴ちゃん、一方通行という幻想殺しにlevel5二人の三人がかりでかかったにも関わらず、
level6のアクセラレータには手も足もでなかったというのだけど――――それをいきなり現れた式が、完膚なきまでに叩きのめしたのだという。
僕らが戻るなり、気絶したインデックスを見て非常に焦ったツンツン頭の少年――――まったくターミネーターには見えない、見たところは普通の高校生としか思えない――――彼、上条当麻が急いで僕のもとへ駆け寄ってきた。
事情を話すと少年はすぐに分かってくれて、僕と橙子さんにお礼と謝罪の言葉まで述べた。
でも、アレイスターの概要については簡単に説明するにとどめ、橙子さんが講義したような内容はある程度伏せておいた。
上条君のことだから単独でまたあのビルに突っ込んでいってしまうに違いない、と思ったから。
ただし彼があの防壁を突破できるかはわからないけれど、念には念をということで。
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