過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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332:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 16:23:21.65 ID:gUNVYqIl0
「―――話はどこから聞いていた、アクセラレータ」

「…………さァな」

実のところ、アクセラレータが目覚めたのは一方通行が答えを口にする少し前だった。

「アクセラレータ、目覚めたからにはお前にも問わなければならない。
――――どうやって罪を背負う。目からは紅涙を流し、胸は四つにも八つにも引き裂かれ、それでもお前は最後までその罪を背負わなければならない。
その方法は君自身が決めることだ。だがもし、君が罪の意識でどうするかを決めるというのならそれは間違いだぞ。
我々は背負った罪によって道を決めるのではなく、決めた道で罪を背負うべきだからだ」

その言葉は、アクセラレータだけではなく、上条当麻・御坂美琴・一方通行の三人にも強く響いたようだった。

アクセラレータは、しばし、無言だった。
そして目を再び閉じ、橙子さんの問いに答え初める。


「・・・人形師。オマエ、俺をただの人形に戻せるか」


「―――可能だが、なぜだ」


「俺とミサカミコトを人形に戻せ」


「――――――、」

正直に言うと、この時アクセラレータの言ってることは、僕にはよくわからなかった。
ただ人間であることをやめて、人形に戻って――――そして痛みから逃れようとしているのか、という解釈しか出来なかった。

そんなときだった。今までずっと黙っていて、目さえ閉じたままだった式が、
ゆっくりとその目を開き、アクセラレータを見据えたのは。


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