過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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333:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 16:25:41.97 ID:gUNVYqIl0
「なァ――――シキ、っつったっけか。オマエ、言ったよな。今の俺は、逃げているだけだって。
あァ、その通りだった。俺は、『ミサカミコト』が悲しくて、『ミサカミコト』が苦しくて、『ミサカミコト』が辛くて――――
俺は、ミサカミコトから逃げたいだけだったンだ。最後の戦いでアイツは俺に歩み寄ってくれた。あの時も、俺は逃げた。
なのに――――ミサカミコトが俺に殺されて、死ンでからも、俺はミサカミコトから逃げ続けたンだ」

――――だから、とアクセラレータは一息ついて、ハッキリと宣言をする。僕たち全員に、そして誰より、ミサカミコトに向けて、誓う。

「俺はもォ逃げねェ。この痛みと共に、永遠にミサカミコトの側に居続ける。ただ一人俺に歩み寄ってくれたミサカミコトを、一人になンざ出来ねェ。
―――そして、永遠に俺がミサカミコトを守り抜く。それが、俺がミサカミコトに出来るせめてもの贖罪行為――――いや、これが、俺の最後の願望だ」


みんな、それを黙って聴いていた。アクセラレータの真意を掴み損ねまいと、その言葉をただの一言も聞き逃さないように。

「そっか。アクセラレータ、――――それで、良いんだな」

上条当麻だった。彼はこんなにも穏やかなのかと、僕は初めて思い知った。

「あァ。――いや、それがいいンだ。無敵なんて要らねェ。絶対能力者なンてなる必要ねェ。そうだろ、―――一方通行。
オマエの言う通り、俺の欲しいものなンて本当にすぐそこにあった。
初めから、オマエ達が来たときから、俺はこの手にちゃんと持っていたンだ」


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