過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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35:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/12(水) 17:16:29.36 ID:ygwalSWe0
「世界の修復のための基準点・復元点といったところか。
魔術師たちが大真面目に好き勝手やったら、世界なんて簡単に歪む。
もとの世界がどうだったか、分からなくなってしまうくらいにな。
そこで、魔術師たちがもとの世界へ戻したいと願った結果生まれたのが、イマジンブレイカーってやつさ。
もし魔術の影響を受けないものがあれば、世界を歪めてしまってもそれだけは元の姿を保ったままだから、
それを基準に元の世界の姿を思い出すことが可能になるだろう?」

黒桐は既によくわからなくなってきていたが、とにかく、歪んだ世界を戻すためのバックアップという事はわかった。

「トウコ、それが、どうしてあの力に繋がるんだ」

退屈そうに式が質問を重ねる。

……聞いたのは君じゃなかったかな、式?

「まあ聞け。その力は今まで様々な形で存在したが、そうか、今は人の右手とはな。
力の本質は今話した通りだが、その力が右手に留まり、容器から溢れ出した程度の力が現れるなら、
確かにそいつは「異能を打ち消す」くらいに留まるだろうな。
…もしかしたら、第三次世界対戦を引き起こしたのもロシア正教のフィアンマとかいう魔術師だったらしいし、
「抑止力」として世界に後押しされた身なのかもしれんな、その少年は。
イマジンブレイカーをその右手に宿してしまう形で世界から抑止力として後押しされ、
気がつけば第三次世界対戦を終結させた。
となれば、恐らく他にも様々な問題に巻き込まれているのは疑いようがない。その右手が原因でな。
神の奇跡も打ち消す右手は、大気を通して神の加護をも容赦なく打ち消すだろう。
そういう意味ではそれもこれもすべて含めて、きっとさぞ「不幸」なやつなんだろうなあ」




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