過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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460:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/04/10(木) 01:24:48.46 ID:CaZ1D2juo

黒桐がそんな歯の浮くような台詞を大真面目に言うのを聞くと、一方通行は1つ笑って黒桐に背を向ける。


「―――なら、絶対離すんじゃねェぞ。何があってもだ」


それは、一方通行が知らず知らず自身にも向けた言葉だったのかもしれない。

だが、黒桐は一方通行と彼が何より大切な少女―――打ち止めを知らない(打ち止め自体は知っているが、打ち止めと一方通行の今の関係については全く知らない)ので、その事には気がつかない。


「もちろん。―――ありがとう、一方通行」


「―――フン」


そしてゆっくりとした自然な足取りで、一方通行は病室から出ていった。





―――それにしても、式達…遅いなあ。
お見舞いを買いに、寄り道してるのかな?


「……まあいいか、もうすぐ来るよね」


文庫本を再び開き、黒桐の読書タイムは再開した。



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