過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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486:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/05/26(月) 22:30:05.52 ID:TytH9cRTo
「あの、式さん」

つかつかと先を歩く式に問いかけるのは佐天涙子。

式も特に返事はしないが、後ろからついてくる佐天の方をチラ、と見る。

その目線は“なんだ”と告げているものだと受け取り、佐天はそのまま質問を続ける。

「さっきの真っ白な研修医さんって、ひょっとして式さんも知り合いなんですか?」

「一応」

「御坂さんとあの人、なにか訳ありげな…こう、深刻そうな話みたいでしたけど。式さんはご存知なんですか?」


――――どう答えても面倒なことになるな。知ってると言えば事情を聞いてくるに決まってるし、知らないと言えば、じゃあなぜあのタイミングでオレが二人をさっさと連れてきたのかの説明がつかない。

「知ってる。―――でも、言わない」

「―――!」

今まさに聞こうとしていたのを先に否定され、佐天の口の形が「い」の形で留まる。


「詮索屋は嫌われるぜ、佐天」


式は足を止めて、佐天の方を向く。




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