過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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487:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/05/26(月) 22:32:28.13 ID:TytH9cRTo
「あの二人はある問題を共有してる。でもその問題は、お前やオレには関係ない。オレだってきっかけがなければ知らなかったんだ」

つまらなそうにそう吐き捨てる式に、佐天はかなり不服そうな表情を浮かべる。

「御坂さんは私の大事な友達なんです。関係なくたって、心配することはおかしくないはずです。だから、気になっ――――」

「おまえさ」

少し声のトーンが上がってきた佐天を制し、とうとう式の顔はうざったそうな表情に変わる。

「オレが二人をわざわざさっさと連れ出したのは、聞かれたくないからだってわかるだろ。それはオレが聞かれたくないんじゃない。あいつらが聞かれたくないんだ。聞かれたくないってことは、聞かれたら困るってこと。――――おまえ、御坂の友達なんだろ。お前の勝手のために、友達の御坂を困らせるのか?」

「それは………!!」

言い返せない。式の言うことは至極正論だった。

「…、別にオレはお前達の仲がどうなろうと、知ったことじゃないけど」

幹也に小言を言われるのは勘弁だからな、と胸のうちで呟く。



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