過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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536:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/08/21(木) 13:00:43.75 ID:LoHKgQ6eo
『オレはここに来てまだ日は浅いけど、それでもわかるくらいこの都市の闇は深い。どんな技術があったっておかしくない。そうだろ、御坂』

『ッ――――!!』

否定するには、あまりにも御坂美琴は学園都市の闇に近づいてしまっていた。
何より―――テスタメントや食蜂の例があるので、記憶の改竄は不可能だと言えないのだ。

………食蜂?
まさか、もしかしてまたあいつが関わって………?

思考を巡らせる美琴の深刻な顔を一瞥し、白井も口を開く。

『………結局、わたくしは何かに侵されているということでよろしいんですの?あと初春はあとでお話がありますの』

そう問う白井の語調は、さしあたり弱くなる気配はない。
いかなる状況でも気の強さは変わらない。

『す、すみませんつい…』

『―――ああ、そうだ』

初春は後でシメるとして、まずはこちらが優先ですの。

『――あなたはお医者でもないのに、なぜそのようなことが?』

『面倒だから、視えたからだとだけいっておく。そのうち、普通の検診でも見つかるんじゃないか』

『―――、』

そうまで迷いなく断言されてしまうと―――否定する方が話が進まなくなってしまうような気がしてきますの。
真実ならば早急に解決せねばなりませんし、虚偽ならば何事もなく済むのですから問題はありませんの。





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