過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 18:43:33.37 ID:ygwalSWe0
「お前の作る人形はもはや人形の域にはない。人間を超えた人型ならばこの街でも作れるが、人間と言うものは作れない。
クローンにせよ不完全だ。
それが常識。だが、お前は違う。
その常識を、私の前で覆してみせた。私はお前を確かに殺した。
だがお前はここにいる。代わりだというが、私はお前の本物を殺したとは思っていない。
そしてそれは、お前にすらわからないんだろう?
蒼崎橙子。お前が、人形なのか、オリジナルなのか」
アレイスターが微笑を浮かべて淡々と告げると、橙子もつられるようにクックッと笑いながら返す。
「ああそうさ。私には、私が本物かどうかなんて疑問は、なんの意味も持たない。
少し昔話をしてやろう。私は、お前に殺されたとき、工房で目覚めた。
だから私は生後2週間、といったところだ。私は何年か前、ある実験の過程で、私と寸分違わぬ人形を造り上げた。
自分以上の能力をもたず、しかし自分以下でもない、まったく同一の器だ。
だから、私とまったく同じ人形だから、私が死んだ後も私と同じように私は次の段階へ進んだ。
…ちなみにだ、お前に殺された私は、これとまったく同じことをコルネリウスという馬鹿に講義したことがある。
私を傷んだ赤色(スカーレット)と呼んだために命を落としたがね。
アレイスター、お前はコルネリウスより理解が早いようで助かっているよ」
「…今の私は、活動していた私が死んだ時点で目覚めた。以前の橙子が得た知識は記録されているから、引き継げば何ら問題はないわけだ」
「いずれも同じ器だから、自分が本物か偽物かなんて事は存在しない。……ならば今生きているお前は紛れもなく蒼崎橙子だ。だから、お前は、同じように、人形を作れるのだろう?」
「その通りだ。さすがはアレイスター・クロウリー、か」
「お前以外の人間への応用は?」
「必要なものが揃えば可能だ。…やる気はしないがね」
紫煙を吐きながらつまらなそうに言う橙子。
「報酬は弾む。お前は社員に給料を払わないことがあるそうだな。ボーナスでもだしてやればいい」
「そいつはありがたい話だがな、アレイスター。私は犯罪者になるつもりはないんだが?」
「いいや、お前は言われた通りに確固たる意志と自我を持った自動人形を作るだけ。使うのは私だ。それ以上でもそれ以下でもない。簡単だろう。」
「だから気が進まないといっているんだ。
、、、、、、、、、、、
本物かもしれないんだぞ、私の人形ではなくな。その区別すら存在しないんだ。ほら、大変なことになりうるじゃないか」
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