過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 18:48:26.70 ID:ygwalSWe0
幸い、みんな銀行強盗に気を取られているので、誰も気づく事はなく、銀行強盗の意識はこちらに向かなかった。
「―――あの銀行強盗を、とっつかまえるんだ」
そう告げると、この真っ黒な獣は目にも止まらぬ速さで銀行強盗に向かって突撃する。
次の瞬間には、銀行強盗をはったおし、かつて赤い人を食った時のように口を大きく開け、ビビった銀行強盗がつい手を離してしまった銃を即座に食い、銀行強盗を取り押さえた状態で獣は主の指令を待つ。
「もういいよ、よくやったね、ありがとう」
距離があいているのになぜ聞こえるのかは分からないが、ともかく黒桐がそういってケースを開くと、獣がケースの中に戻っていく。
何が起きたかわからない銀行強盗がポカンとしながら倒れたままなところで、すかさず
「今じゃん!取り押さえろ!」
と、怒号が響き渡った。
「無事解決したみたい、だね。さて、セブンスミストに行かないと…っと、燈子さんは使い捨てって言ったけど、込められた魔力が尽きるまでは何度でも使えるんだな。燈子さんがいる限りは充電式じゃないか、全然使い捨てじゃないね…」
燈子が「使い捨て」と称したのにはちゃんと理由がある。
そもそも、込められた魔力が尽きた段階でケースが壊れる仕様なので、充電など出来ないためだ。
さて、黒桐はなるべく誰にも見られないように事を成したわけであるが、あるたった一人には、偶然終始見られていたのだった。
が、当の黒桐はまったく気づいていなかった。
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