過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 19:10:00.53 ID:ygwalSWe0
『……まいったな』
黒桐指定の喫茶店にて、黒桐を待つ垣根。
黒桐が戻るまで、彼も暇をもて余していたので、意識を持つ他のダークマターを経由し、学園都市のあちこちを見ていた。
結果、現れた黒桐幹也にもまるで気づかない、石像のように硬直した美白イケメンが完成していた。
『垣根さん、起きてください。垣根さん!!』
ハッ!!としたように我に帰る垣根。
『あっ、これは失礼しました。少し考え事をしていまして』
考え事をしてたのか、いまのは。なんというか、千里眼で遠くで起きたなにかを見ているような感じに見えたけど。
『いえ、大丈夫ですよ』
それよりなにか頼みましょう、と僕は提案する。
垣根さんは、律儀にも、まだなにも頼んでいない。
……会計は最後だし、別にいいのに。
そして、そろってアイスコーヒーを注文。
さて、質問をしよう。
『あの、実は、いくつか教えていただきたいことがあるんです』
『なんでしょう?答えられる範囲なら、何でも答えますよ』
『ありがとうございます。聞きたいことと言うのは―――まず、この街における超能力についてです』
ちなみに、本人に聞く事は叶わないが、蒼崎橙子ならば超能力については以下のように答えるだろう。
超能力とは、すなわち異能。
ヒトという種がヒトの普遍的無意識(阿頼耶識)から生み出した抑止力で、偶発的に発現する一代限りの変異遺伝のことである。
抑止の対象は霊長類として頂点に立つヒトに仇すモノたち。
本来、人間という生き物を運営するに含まれない機能のことで、超常現象を引き起こす回線。
つまり脳のチャンネルが人間の常識ではないチャンネルに合うことで得られる能力。
魔術とは違い、先天的な才能が必要不可欠である。異能の回線を持つ者たちは息を吸うかの如く超常現象を引き起こす。
本人たちにとってそれは『出来て』当たり前のことなので、一般常識を持った外部からの指摘で初めて自分が異常なのだと気付く。
学園都市においては素養格付によってこの先天的な才能を見いだし、脳を開発する形で無理矢理引き出す事で、超能力者を生み出している。
阿頼耶識など完全に無視、抑止も何もないのである。
すなわち超能力は、陰陽の理を無視した、自然から独立した人間種が持つ最果ての能力であり自然干渉法だ。
自然干渉というが、実のところはそれをねじ曲げているものに近いのだが。そのあたりは後に垣根が説明してくれるだろう。
ちなみに超能力は陰陽の理にそぐわないだけのちっぽけな力であり、魔や混血の自然干渉には敵うわけもなく、超能力者単体では魔や混血には到底敵わない。
学園都市にはそんなものは存在しないので、脅威ではないが。
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