過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/12(水) 19:22:31.99 ID:ygwalSWe0
『…ここみたいね』
氷掛研究所まで、蒼崎橙子は128ものミサカミコトと一人のアクセラレータをトラックで運んできた。
今日は白衣に眼鏡という研究員にしか見えない格好だ。美しい容貌と紅い髪が白衣によく映えている。
それでいて知的に見えるのだから、これも蒼崎橙子の魔術を追求する、ある意味では学者としての一面が現れたものだろう。
研究所の前に付くや否や、待っていたかのように研究所内から研究員たちがぞろぞろとでてくる。
その内の一人が、蒼崎に話しかける。
『統括理事長に依頼を受けた方ですね』
どうやら私の名は伏せたらしい。たいした徹底ぶりだ、アレイスター。
『ええ、そうよ。荷台にすべて入ってるわ、勝手に持っていって頂戴』
そこからははやかった。
あっという間にのべ129のヒトガタは運ばれていった。
最後に研究員が頭をこちらに下げ、そして研究員も全員中へと入っていった。
………さて、合図があったら、あの白髪とシャンパンゴールドを一人だけ、目覚めさせなければならないのだったな。
アレイスターの指定時間はあと10分後。
―――それで私の仕事は終わり、だ。
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