198:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/23(日) 14:14:13.50 ID:u2BEA2QI0
 ???「まさか。ただの人間になった勇者も倒せないとは」 
  
 勇者「誰だ!」 
  
 ソロ「はじめまして勇者。魔族のソロと申します」 
  
 ろり婆「お前…お母さんの側近の一人か」 
  
 ソロ「ええ。過去、あなたの母上と共に、多くの人間を殺しました」 
  
 ろり婆「して何の用じゃ」 
  
 ソロ「様子を見に来たんですが、せっかく勇者の力を与えたというのに偽者は所詮偽物でしたね」 
  
 勇者「全部貴様の仕業か」 
  
 ソロ「ええ、簡単に説明致しましょうか。まずはじめに、闘いの街ラウンド・ワンにて偽勇者が普通の人間の中でも、最も勇者に近い魔力をもつ人間だということがわかりました。その後私は彼に接触し、欲望を増幅させ、少し魔族の力を与えてあげました。」 
  
 ろり婆「それで桜山の時、異常に興奮しとったわけか」 
  
 ソロ「ええ。あなたが恋愛なんてものに振り回されて抵抗しないのは笑えましたよ。あ、私常に無表情ですけど、笑ってるんですよ?今も。あーそれにしても。あなたの御両親にあのあられもない姿!見せてあげたかったですねー」 
  
 勇者「とりあえずこいつぶっ飛ばせばいいんだな?」 
  
 ろり婆「今のお前には無理じゃ。とりあえず応急処置するからじっとせい」 
  
 勇者「大丈夫、偽勇者が勇者の力を返してくれたからな。余裕で勝てる」 
  
 ろり婆「無理じゃ。勇者の力は昔よりも遥かに弱まっとる」 
  
 ソロ「そう、それはつまり私に勝てるかどうかも怪しいということ」 
  
 勇者「はっ!やるだけやってみりゃあいいんだよ!」ヨロ… 
  
 ろり婆「いいから、大人しくせい」 
  
 ソロ「やれやれ。続けますよ?その後、私は氷結洞窟ストロング・ゼロにてあなたから勇者の力を奪いました」 
  
 勇者「で、今さら偽勇者けしかけたんだろ?人を弄びやがって…許さん!!!」 
  
 ろり婆「だーもう!!!動くな!」ペチ 
  
 勇者「いたっ!ビンタはないだろ!」 
  
 ソロ「ほんと…うっとうしい…」ボソ 
  
 勇者「一発、一発殴らせて!お願い!」 
  
 ろり婆「そのままねんねしとけ!聞き分けない子じゃな!ここはうちに任せろ」 
  
 ソロ「ほぅ、魔王様、やる気ですか?」 
  
 ろり婆「貴様、元よりうちらの命を狙っとるんじゃろ?」 
  
 ソロ「ええ。世界を手に入れる為にね。それに実験も終わりましたし、後片付けしませんと」 
  
 勇者「だーかーら、俺が」ヨロ 
  
 ろり婆「ううううううう!!!」ゴゴゴゴ…!!! 
  
 勇者「ろり…婆?」ゾクッ… 
  
 ろり婆「うううううあああああああああああああ!!!」ゴゴゴゴ…!!! 
  
 ソロ「こ!これこそ我々が求めし力!なんと美しく気高い力だ…!!!」 
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