過去ログ - ロリババアといちゃりたい。
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237:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 01:01:14.68 ID:he8PG4Ik0
ーはるの家

勇者「しろさん、話って?」

しろ「今から、二人にも話したことのない話をお前さんにする」

勇者「どうして急に…」

しろ「さあの、自分でもわからん。ただ、ちと苦しいんじゃ…」

ウサギのぬいぐるみをギュッと抱き締め、悲しい表情を浮かべるしろさん。

勇者「わかった。俺で良かったら聞くよ」

しろ「ありがとう」

ーすごくすごくすごーく昔

森が繁る丘の上に立つ少女と、その家族。

さき「……」

少女の虚ろな瞳に映るのは、燃える故郷と親しい人達の姿。

お父さん「確かに戦争は終わった。でも、憎しみが終わったわけじゃない」アタマポンポン

さき「?」

お母さん「ほら、よく見なさい、さき。よーく見ておくのよ」

さき「嫌…!嫌っ!!!」クビフリフリ

お母さん「…さきは今、これを見てどう思ってる?」ナデナデ

さき「すごく恐い!とても悲しい…」ポロポロ

お父さん「そうだ。この景色とその気持ちを絶対に忘れてはいけない」

さき「どうして?」グス

お父さん「この景色と、今の気持ちを忘れずに優しく生きられれば、きっとこんなことは二度起こらない」

さき「ほんと!?」

お父さん「ああ。そして、それはお前達子供にしかできないことなんだ」

さき「どうして?」

お母さん「お母さん達、大人の心の中にはもう、悪いお花が咲いちゃったから」

さき「わたしは?」

お父さん「お前の心にはまだ、お花は咲いてないよ。今は小さな種なんだ。だから優しさや愛情で、いつか綺麗な、笑顔の花を咲かせてほしい」

お母さん「ふふ、まだ少し難しいかな?さきには」

さき「そんなことないよ!私優しい人になる!一生懸命綺麗なお花育てる!!!」

お父さん「ありがとう。さすが私達の自慢の娘だ!」ぎゅう

お母さん「うん。あなたならきっと咲かせられるわ!」ぎゅう

コッチニモイルカモシレナイゾ!ヨクサガセ!

お父さん「そろそろ行こう」

さき「どこに?」

お母さん「とりあえず、みらいちゃんのところへ」フフ

さき「やった!」


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