612:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/22(火) 22:56:38.56 ID:Cx5gAeQS0
左京「彼には正義なんてものより、大切なものがあるということですよ」
勇者「二人とも、無事だったのか!」
左京「ええ」
サンセット「ちっ。面倒だな」チャキ
ミッドナイト「諦めろ」
勇者「誰だ!」
サンセット「ミッドナイト。お前の手引きか?」
ミッドナイト「そうだ」
サンセット「…………」
勇者「味方?」
左京「ええ。僕の知り合いとは、彼のことです」
サンセット「勇者」
勇者「なんだ」
サンセット「お前は、本当に諦めるつもりはないのか?」
勇者「ああ。本当に諦めきゃいけないのは、力による対話。俺はそう思ってる」
サンセット「そうか」
パンッ!
勇者「な……!」
亀海「なんてことを!!!」
ミッドナイト「サンセット……」
勇者「何でだよっ!!!くそっ!!!」
左京「彼にも貫き通したい、何かがあったということでしょうか」
亀海「左京さん!何を冷静に……!!!」
左京「勇者。これが人です」
勇者「は?」
左京「心にもつものも、生きざまも、一人一人違うもの。ただぶつかったり、受け入れるだけでは、何も解決できません」
勇者「…………」
左京「それをよく、覚えておいて下さい」
サンセット「サンセットは、我が埋葬しよう」
勇者「埋葬した場所、後で教えてくれ」
ミッドナイト「なぜだ」
勇者「花を手向けたい」
ミッドナイト「わかった。後で必ず伝えよう」
勇者「ありがとうございます」
ミッドナイト「左京。この工場にいる人達を皆、外に避難させといてくれ」
左京「わかりました」
ミッドナイト「……」シュン!
左京「さ、いきますよ」クルリ
亀海「はい……」
勇者「すっー……はっー……」
タタタタ……!!!
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