3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 20:14:55.84 ID:d82Zhadgo
ミミズはたこ焼きが何も喋らず、その場から立ち去ろうともしないことから、
少なくとも相手が自分に悪い気持ちを抱いていないと考えた。
話しかけても問題はないはず。決死の思いでミミズが言葉を発した。
「やあやあ、こんにちは」
ミミズは待つ。こんにちは、その言葉が帰ってくるだろうと予想して。
けれども沈黙以外は当然何も返ってこない。
返事を待つうち段々ミミズは不安になってきた。
もしかして自分はとんだ無礼をしてしまったのではないか?
一度そう思うと、不安でいてもたってもいられなくなる。
伸びたり縮んだり、せわしなく体長を変化させるミミズ。
その場から微動だにしないたこ焼き。
彼らにしか、というよりただミミズのみが感じている場の緊張は、みるみる際限なく高まっていった。
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