過去ログ - アスレチックおねえさん
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1: ◆4z2E.PK0ZYHD[saga]
2014/03/13(木) 23:51:21.85 ID:+KdUxnMk0
はぁ、とため息を吐いて等間隔に並ぶコーティング済みの切り株に座り込む。

「何やってるんだろうなぁ、俺」

俺は今、自宅から電車で数駅行った所にある山の公園に来ていた。

目の前に広がる誰も居ないアスレチック遊具を軽く眺めてから、濃紺の袖から覗く腕時計を見る。

そろそろ予約していた企業の面接が始まる時間だった。

サボり、バックレ、無断放棄、ドタキャン。なんにせよ俺は面接をすっぽかしたんだ。

どうせあいつらは何千何万の就活生の時間を無駄にするんだ、たまにはこうやって時間を無駄にされればいいんだ。

と、何か釈明めいた言葉を呟いて、またため息を吐いた。


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2: ◆4z2E.PK0ZYHD[saga]
2014/03/14(金) 00:03:22.15 ID:wUTONHnw0
「辛気くさいなぁ、まだお昼前だよ?」

俺の右側、上の方から明るい声がした。

見上げると、スポーツウェアに身を包んだ少し年下くらいの女の人が隣の切り株に立って俺を見下ろしていた。
以下略



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