8: ◆4z2E.PK0ZYHD[saga]
2014/03/14(金) 01:07:14.24 ID:wUTONHnw0
時間にして約三十分後。
全力で走って、跳んで、おねえさんを追いかけた俺は起き上がる体力すらなく、汗だくのまま大の字になって木漏れ日の射し込む緑の屋根を見上げていた。
「あー……」
「ふふ、お疲れ様」
俺の隣に座ったおねえさんが言う。俺の体力がなさ過ぎるのかおねえさんがタフ過ぎるのか、あまり疲れているようには見えない。
「やっぱ仕事してるとそれくらいの体力は必要なの?」
「無職だよ?」
「え、じゃあなに。おねえさんどうやって生活してんの?」
「お父さんの名前で安いアパート借りて、バイトして家賃払ってるよ」
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