過去ログ - 海未「誕生日に菊の花を貰ってしまいました」
1- 20
7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/15(土) 00:52:45.03 ID:GSBZbNEV0
〔考えたんだけど、ことりちゃん〕

「んー……?」

結局海未に家まで送ってもらって、晩御飯を食べ終わったその日の夜。

ことりはマケミちゃん人形をつんつんと、シャープペンシルで突きながらスカイプで穂乃果と話をしていた。
流石にもう月と星が空に浮かぶ時間帯なので、通話ではなくキーボードを介したお喋りだったが。

〔ことりちゃんは海未ちゃんのこと好きなんだよね?〕

「……うん」

目の前でぶらんぶらん揺れるマケミちゃん人形を潤んだ瞳で眺めつつ、キーボードに指を走らせる。

しらばっくれても仕方ない。高校に入ったあたりで穂乃果に自ら胸中を打ち明けたのだから、誤魔化しても仕方ない。

〔じゃあさ、今年の海未ちゃんの誕生日に、告白してみたら?〕

「こく、はく?」

もぐもぐもぐと、告白という言葉を一生懸命咀嚼することりは、たっぷり時計の長い針が二周してから悲鳴を上げた。

「告白!? ことりが!? 海未ちゃんに!?」

〔おー、二分ぐらい時間差あったねー〕

パソコンの前で穂乃果が感心してる表情が脳裏に浮かぶが、そんなことはどうだっていい。
問題は、注目すべき問題は、どうして穂乃果がそんな英断を以てして、ことりに持ちかけてきたのか、だった。

「な、なんっでそっんな大胆な!!」

狂うイントネーション。

〔んー……だってことりちゃんと海未ちゃんが知りあってもう十年経つよね? μ's結成当初はあーんなに仲の悪かったにこちゃんと真姫ちゃんですら、色々あって、ものの三カ月で付き合って幸せそうだったし。ね、ことりちゃん、告白してみたら?〕

「お、女の子同士なんて変だよぅ……」

〔あれ? にこちゃんと真姫ちゃんは? スルー?〕

「あの二人は良いの! なんかあんまりダメな雰囲気しないもん!」

〔それならことりちゃんと海未ちゃんも大丈夫だよ!〕

「話が違うよぅ……」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
29Res/34.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice