過去ログ - 【ダンロン】苗木「超高校級の策士・・・ってとこかな」
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7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/15(土) 14:23:59.58 ID:EwvBROyj0

 セルパン・カンパニー社長室

 霧切「そう、犯人は通気口から毒ガスを送り込んだんじゃない。壊されていたバルブはデコイ」

 副社長「な、何っ!」

 専務「ではなぜ社長は中毒死したのです!」

 秘書「まったくわからん」

 霧切「社長が中毒死したのはシャワールームよ。ボイラーの不完全燃焼による一酸化中毒」

 副社長「なんと!」

 専務「!」

 秘書「なるほどよそうがいだった」

 霧切「ベルトの付け方が逆だったのはそのため。他は完璧だったけど、他人に着せるのは初めてだったからのようね」

 副社長「まさかそんな・・・!」

 専務「・・・」

 秘書「なるほど」

 霧切「そう、偽装工作した犯人は、社長が事故死したと知った出身暴力団に真っ先に疑われる人物・・・」

 副社長「・・・まさか!」

 霧切「専務。あなたよ」

 専務「・・・ば、馬鹿な!ふざけるな、俺はやっちゃいない!」

 霧切「温まっていた社長の死体は死亡推定時刻が遅くなる。社長が死んだ時間帯にアリバイがないのはあなただけよ」

 専務「しょ、証拠は!証拠はあるのかよ!」

 霧切「社長室に入れたのは三人だけ。あなた以外の二人はアリバイがあるわ」

 専務「そ、そんな馬鹿な!会社を崩壊させようとしていた工作員はどうなんです!」

 霧切「全く関係ないわ」

 専務「・・・・・・・・・!」

 副社長「・・・せ、専務・・・」

 専務「・・・俺には母がいるんだ・・・青森に、母が・・・」

 霧切「この事実は警察は知らない。せめて、自首することね。早いだけ罪は軽いわ」

 専務「・・・・・・ああ・・・」

 霧切「副社長さん、ついて行ってあげて。」




 霧切「待ちなさい。」

 秘書「・・・何か」

 霧切「あなた、工作員ね」

 秘書「・・・もうやめますよ。暴力団とのパイプだった社長は死んで、この会社はもうだめだ」

 霧切「それも、流離いの・・・苗木君、また会ったわね」

 秘書「・・・・・・ははは、やはりお前の目だけは欺けんな・・・」

 マスクをベリベリと剥がす秘書!

 苗木「また会ったな探偵レディ!」

 霧切「・・・・・・」

 この二人の因縁は数年前に遡る。まだ世界が動乱に包まれていた頃・・・



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