30:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/15(土) 15:34:33.63 ID:1DNjzpx00
そうしてすべてをあきらめきった時、ふと目に、さんさんと輝く光が言えた。
光に形などない。光はただきらめくだけの清流な存在だ。けれども、それが確かにさやかに語り掛けているのだ。
まど神「さやかちゃん。ほむらちゃんを、一人ぼっちにしないであげて」
さやか「……!」
光が消えると同時に、目が覚めた気分だった。
歩ける。行こう。
わずかながらの希望が生まれ、ソウルジェムの濁りが薄れた。
義務遂行の希望である。わが身を殺して、名誉を守る希望である。
斜陽は赤い光を投じ、さんさんと輝いている。日没までにはまだ間がある。
きっとほむらは信じていない。
さやかが来るなど少しの期待も持っていないだろう。そんなほむらの鼻を明かしてやるのもいいではないか。さやか、お前は報いねばならない。今はただその一事だ。
走れ! さやか。
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