136: ◆7z8ZeD4jWk[saga]
2014/04/20(日) 18:13:27.49 ID:lmfz3v2T0
阿笠「おいおい、ワシはきちんと目的があって、それに相応しい人間じゃから光彦君を選んだんじゃよ」
コナン「目的?」
阿笠「ワシは人間の持つ加虐性と攻撃性、そして他者から攻撃を加えられた人間の精神状態の研究をしたかった。人間の持つ攻撃性を理解しコントロールする事が、人類の統治には不可欠じゃからな」
コナン「それで......光彦をいじめる環境を作ったのか?」
阿笠「さよう。被験者側の人間は純粋な感情を持っていることが望ましい。より自然で純粋なデータが取れるからの。それには大人より子供が良い。大人はどうしてもスレたのが多いからの。そこで、身近な子供から光彦君を選んだんじゃよ」
コナン「子供で良いんなら、歩美や元太じゃダメだったのか?」
阿笠「いかんな。歩美君は純粋じゃがやはり女の子。どうしても男よりは打たれ弱い。サンプルにはなるべく長く実験を受けて貰わねば」
コナン「だから、元太は?」
阿笠「元太君?論外じゃの。知性が足りなすぎるわい」
コナン「知性?それが必要だったってのか?」
阿笠「さよう。光彦君はあの年齢からすればとても頭が良い。知性がある。それは即ち、他者から理不尽な攻撃を受けた時に悩む事が出来ると言う事じゃ。ましてや友達思いの彼が理不尽に悩み、苦しみ、活路を見出だそうとしては潰される。その絶望こそ、最高のデータだとは思わんか?」ニヤッ
コナン「悪趣味過ぎるぜ。悪趣味を通り越してある意味感心しちまうよ」
阿笠「何を言う。そもそもお前に悪趣味と言う資格はないぞい」
コナン「それは......」
阿笠「ワシの装置の力は確かに強い。だが、お前程の精神力があれば支配を脱する事が出来る筈じゃ。他者からの支配に人がどこまで抗えるかと言うのも、この実験のテーマじゃからな。じゃがお前は抗うどころかワシの装置の支配を受け入れ、快楽のままに光彦君をいじめておるじゃあないか」ニヤッ
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