17: ◆7z8ZeD4jWk[saga]
2014/03/17(月) 22:52:45.56 ID:btPnXzcB0
 保健室。 
  
 曽根「それで?このケガはどうしたの?」 
  
 光彦「......先生は、僕の話を聞いてくれるんですか?」 
  
 曽根「?どういう事?」 
  
 光彦「先生は、僕を......。心配してくれるんですか?」 
  
 曽根「当たり前じゃないの。ケガをした子を見て、心配しない保健室の先生がどこにいるの?」 
  
 光彦「......うっ」グスッ 
  
 曽根「ちょっと、どうしたんだい?」 
  
 光彦「学校で......。いや、この町で......。僕を心配してくれる言葉を聞いたのは久しぶり過ぎて......」 
  
 曽根「何があったの?話してごらんなさいな」 
  
 光彦「......始まりはいつだったか分かりませんが、きっかけはコナン君が来た頃かと思います」 
  
 曽根「コナン?」 
  
 光彦「僕のクラスの同級生です。メガネをかけた、とても頭の良い人です」 
  
 曽根「ごめんね、話の腰折って。その子、日本人?」 
  
 光彦「ええ。そうですが......」 
  
 曽根「そ、そう。ごめんね、続けて」 
  
 光彦「はい...」 
  
 曽根(今時の人間、いや日本人はとんでもない名前をつけるんだねぇ......) 
  
 光彦「元々、僕はクラスに仲の良い元太君と言う男の子と、歩美ちゃんと言う女の子がいて、良く遊んでました。そして、転校して来たコナン君を誘って、4人で少年探偵団を作ったんです」 
  
 曽根「少年探偵団?」 
  
 光彦「ええ。依頼を受けて事件を調べたり、宝探しに行ったり。警察が関わる様な事件にも何度も出くわしました」 
  
 曽根「......それ、本の話じゃないよね?」 
  
 光彦「違いますよ!ちゃんと現場に行って、僕達で事件を解決した事だってあるんです!」 
  
 曽根「そ、そうなの(......信じがたいねぇ)」 
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