68: ◆7z8ZeD4jWk[saga]
2014/04/09(水) 01:14:35.92 ID:vKCkOymy0
保健室。
光彦「失礼します」ガチャッ
曽根「あら、おはよう。その顔、またやられたのかい?」
光彦「ええ。まあ」フッ
曽根「......何で笑ってるんだい?」
光彦「え?」
曽根「今、笑ってたよ。やられたのがそんなに嬉しいのかい?」
光彦「いえ、そういう訳では......」
曽根「じゃあ、何で?」
光彦「今日......。本当はコナン君は僕を無視させたかったみたい何ですけど、元太君がそれを破って僕を殴ったんです。コナン君、大慌てで」
曽根「それが嬉しかったのかい?」
光彦「嬉しいと言うか、少しスッとはしましたね。コナン君のあの時の顔、爽快でした」フッ
曽根「......でも、殴られてる事に変わりは無いよ。今の状況が続くなら、また同じ事の繰り返しさ」
光彦「今の状況......ですか。変える必要あるのかな......」
曽根「な、何を?」
光彦「ほら、いじめられるって言う事はある意味究極に構ってくれてるわけで。ある意味究極の愛情表現とも」
曽根「しっかりおしよ!」
光彦「!」
曽根「アンタが辛いのは分かる。でも、それに飲み込まれて自分を殺しちまったら、もう戻れないんだよ!苦しみを受け続けるだけの人生を是とするなんて、アタシは認めないよ!」
光彦「......」グスン
曽根「気持ちを空にしちまえば、確かに楽だよ。でもね、それじゃ生きてるとは言えないんだよ。生きながら死んでるのと変わらないんだ。アンタが生きて成し遂げたい事があるなら、辛くても自分を無くしちゃいけないよ」
光彦「ぼ、僕は、僕は......」グスン
曽根「泣いたらいいさ。辛いなら我慢しないで出しちまいな。そして、ゆっくり休んだらいいさ」
光彦「う......ううっ......うぁああ」グスン
曽根(追い詰められて来てるんだね。ちょっとした事で崩れちまいそうな程に。しかし、ちょっとアタシらの本分を外しちまったかね。柄にも無く説教なんてさ)
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