75: ◆7z8ZeD4jWk[saga]
2014/04/11(金) 01:22:13.77 ID:2IdliORS0
再び屋上。
灰原「それで、これを聞いてあなたはどう考えるかしら?」
コナン「まあ、普段なら科学的根拠もねぇ様な与太話と笑っちまう所だけどな」
灰原「でも、信じると?」
コナン「ああ。光彦もバカじゃないからな。縋るにしても、ありもしない物には頼らないだろうからな。それに......」
灰原「私達の身の回りに起きている不可思議な事を考えれば」
コナン「ああ。地獄少女なんてものが存在しても、不思議じゃないって事さ」
灰原「まあ、私達自体が冗談みたいなモノだものね。何があっても不思議では無いのだけれど」
コナン「そういう事。光彦が活力を取り戻した理由も何となく納得出来るしな」
元太(ちきしょう、遠くて何言ってるかわかんねーよ)
灰原「しかし、もし地獄少女が存在するとして、何故私達に何も起こらないのかしら?」
コナン「確かにな。そんなモノがあるならもう起きててもいいはずだがな。地獄送りが」
元太(じ、地獄?)
灰原「地獄送り?」
コナン「ああ。怨みを晴らす方法は、相手を地獄に送る事だと聞くぜ」
灰原「相手を地獄へ......」
コナン「具体的にどうするのかは知らないけどな。そんな物を使う決心をしたのなら、今更躊躇いもせずに怨みを晴らすと思うんだがな」
灰原「自分も地獄に行くと言うのが本当なら、それを怖がっているとか?」
コナン「あるいは......。何か特別な条件でもあるのか。いずれにせよ、今はそれを使えないんだろう。だが......」
灰原「条件が整えば」
コナン「やられる可能性は、高いな。その条件を満たす前に対策を取らなきゃ、アウトだ」
灰原「でも、どうしたらいいのかしら。実際に検証しようにも......」
コナン「それはダメだ!例え実際に使えても、オメーまで地獄行きになっちまう。それはダメだ。オメーを失うのは......嫌だ」
灰原「工藤君......」
コナン「光彦も厄介なモノに手を出したもんだぜ。地獄行きとはな。復讐の手段としちゃあ、究極だな」
元太(な、な、何だ?じ、じ、地獄?光彦は俺達を......地獄へ送るのか!?そ、そんな事あり得るわけねーよ!)
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