過去ログ - 27歳にして私は、ファンタジーRPGの世界へと飛ばされた
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21: ◆CrTwLs26mw[saga ]
2014/03/17(月) 17:06:31.98 ID:CMNlFuSA0
翌日。
軽めの朝食を済ませた私は、街中で情報収集にあたった。
立地から察するに、この町はそれほど都会ではないのだろう。
もう少し人が集まる街に向かった方が、何らかしらの
手がかりが掴める可能性は高い。
……、少なくとも、ここにいるよりはね。

午前中を使って集めた情報は以下の通りだ。
1、ここから一番近い城下町“ミネルヴァ”は山脈を越えた
向こう側にあるということ。
1、この街から、より山脈に近い街へは、歩きで約半日かかる距離だということ。

「それから……」
それから、これは情報収集しながら個人的にまとめた考えなんだけど。
いくらこの地域が低レベルに指定されているエリアだとしても、おそらく
エネミーはあのウサギだけじゃないはずだ。
新種エネミーと戦うというのは正直とても怖い。
あのウサギと違って、ダメージ0で戦闘を終えるという訳にもいかないだろう。
「次の街を目指しながら、新種のモンスターとやりあうのは得策じゃない、か……」
今日の残りの時間は、出来る限りこの街周辺の
エネミー調査に当てたいところだ。

「そういえば……」
私はステータス画面を開き、スキル一覧を覗き込んだ。
レベルが3になったのと同時に一つスキルを覚えたことを思い出したんだ。
“ワイドスラッシュ”
このゲームは熟練度システムらしく、スキルの横にはレベルが。
下にはEXPゲージが割り当てられている。
おそらくは使用回数に応じて、EXPが蓄積されていくといった具合だろうか。


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