過去ログ - 27歳にして私は、ファンタジーRPGの世界へと飛ばされた
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3: ◆CrTwLs26mw[saga]
2014/03/16(日) 22:07:54.57 ID:zcqlbudY0
別に、私はこの世界の主人公という訳ではないらしい。
気づいた時にはこの町の通りに立ち尽くしていて、どこか
異国から来た冒険者(笑)といった立場が妥当だろうか。
役場のようなところがないか聞き、今の場所や私の状況を
確認しようとしたのだが。
チュートリアルの嵐に付き合わされることになってしまったとこまでが、
昨日の私のハイライトだ。

朝起きてから、しばらく悠長に構えていた私だけれども、
厄介な出来事がやって来た。
「お腹、空いた……」
ウィンド表示や、パラメーターがあるから、ゲーム世界だと
決め付けていたが、例えゲーム世界だったとして、お腹が減らない保証がどこに
あったというのだろうか。
思えば、昨日から訪れた役場(ギルド)で出してもらったお茶
以外口にしてなかったことに気がつく。
「……、まずは何か食べないと……」

「ありがとうございましたぁっ!」
元気の良い店員さんに見送られて、カフェらしき
お店を後にした私はの表情は、空腹のときのそれよりも酷いかもしれない。
「残りの手持ちが、3ゴールド……」
宿屋で、10ゴールド、朝食が3ゴールド……。
このままだと今日は野宿だし、何よりご飯が食べられない。
かと言って……
「外で、また戦うの……?」
快晴の青空の下、私の心境は憂鬱だ。



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