過去ログ - 27歳にして私は、ファンタジーRPGの世界へと飛ばされた
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9: ◆CrTwLs26mw[saga ]
2014/03/16(日) 23:08:35.67 ID:zcqlbudY0
恐怖心が強かったのは最初の一体目だけ。
二体目以降は注意さえしてればダメージを受けない単純作業を
こなすだけなのは、何も難しいことではなかった。
探して、倒しての繰り返し……。
疲労を感じる頃には、7体目との戦闘を終えて、
レベルは3へと上がっていた。

その日の夜。
宿屋の同じ部屋を借り、木製カップに入ったコーンスープのようなものを口にしていた。
少し塩気が強いけど、暖かいそれに、少し安堵する。
「……、明日からどうしよう……」
当面の目標は、生活費を稼ぎながら、街での情報収集だろうか。
おそらくここにいても、ある日起きたら現実の家のベッドの上という訳にはいかないのだろう。
……、ただの感だけど……。
でも、ここよりももう少し人の集まりそうな街へ行けば、
もしかしたら同じ境遇のような人に合うことが出来るかもしれない。

この世界の人物は、ただのゲームキャラクターという訳ではないようだ。
現実の話を振ったところで、呆れるか笑われるだけだけれども。
日常会話でコミュニケーションを取ることは出来たし、この世界のことで
あれば、ある程度ならギルドのキャラクターが協力もしてくれるようだ。
とにかくこの世界で生きながら、元の現実へと戻る。

それが、私の攻略(クリア)条件だ。


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