37:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 06:47:35.84 ID://JZ1kXC0
真「でも、本当に大丈夫そうでよかったー」
美希「普段から寝ないとダメだよ?」
響「美希みたいに、寝て無くても良いと思うけどね」
貴音「みなで押しかけて、申し訳ありません」
P「病室がそれなりに広くて良かったな」
雪歩「プロデューサー泣いてましたけど、夢でも見ていたんですか?」
P「ん…そうだな」
別々だった彼女達が揃っている
そう思うと、とても嬉しくなった
P「夢か…ははは、そうだよな」
亜美「どしたの兄ちゃん?」
P(それぞれの夢が、それぞれの想いが、それぞれの願いが)
P(一つになれるものを目指しているんだな)
P「皆、絶対トップアイドルになろうな!」
高みを望み、自分を探求し、憧れの的となり、
ファンを喜ばせ、ふれあい、愛され愛し、
皆一つになって、仲間を思いやり、
時に笑い、時に泣き、そんな感情を共有し、
嫌なことも全部忘れず思い出にしよう
P(トップアイドルになれば、皆の夢が叶うから)
―――
――
―
高木「やぁ、旅の先で何か見つけられたかな?」
これを見つけられました、あの地にあった旅鞄
高木「…何度も縫い直したつぎはぎだらけの鞄…ああ、これは」
貴方のものかと、思ったんです
高木「………そうか…私はずっと、旅人だった」
高木「旅の目的を忘れ散々歩き、誰も救えず悲しみを背負い、とうの昔に荷物は忘れていた」
赤子を抱くように、優しく鞄を引き取った
高木「この中には、後悔しか詰め込むことしかできなかった、そんな勝手な私は旅人だった」
高木「…ありがとう、これを見ることができるなんて欠片も思っていなかった」
高木「君はまた、旅を続けるのかな?」
旅ならもう終わりました、首を横に振る
高木「そうかね…ではここで安らぎを得るといい」
鞄を背負い、彼は言った
高木「私は掟に縛られない、旅人になるとしよう」
彼はこの地を去り、途方もない旅路を歩み始めた
その背中が地平線へと消えるまで見届けて、彼の無事を祈るばかりだった
了
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