過去ログ - 偽街の子供達「ご主人様!」メガほむ「ご主人様!?」
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761:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 00:18:06.31 ID:QzLvztcv0

〜さやルーム〜


さやか「……もしもし、恭介?」

恭介『さやか? こんな時間にどうしたんだい?』

さやか「今日はその……時間ある? 会って話がしたいことがあるんだけど」

恭介『ん……明日じゃダメかな。外せない用事があってさ』

さやか「今日じゃないと、ダメなんだ。……だ、だから、いま聞いて。あたし――」

――仁美『ええ、そうですわね。……大事なことをいくつも同時にこなすのは、きっと無理ですから』――

さやか「あた、し……」

さやか(今ここであたしの気持ちを伝えたとして、もしも恭介と……付き合うことになったとしたら、あたし――魔法少女、どうするつもりなの?)

――マミ『魔法少女になってから以前の友達とは、だいぶ距離が離れちゃった。当然よね。魔法少女の活動を優先させて、友達との付き合いが悪くなっちゃったもの』――

さやか(あたしが頑張らなくてもマミさんが街を守ってくれるから大丈夫? そんなの、自分の損得しか考えてないあいつらと同じだ。許されるわけないじゃない)

――メガほむ『なら、きっとそれと同じです。わたしも、あの子たちに見返りを求めるのはやめようって決めたんです』――

さやか(そうだよ。あたしは見返りなんて求めてない。マミさんみたいな、この街のみんなを守る魔法少女になったんだ)

恭介『……どうしたの、さやか?』

さやか「……ううん、いいや」

さやか(いいんだよ、これで)

さやか「受験までにバイオリンの腕戻さないとっていってたもんね。練習頑張ってね」

さやか(そうだよ。あたしは魔法少女だもん)

恭介『うん。ありがとう』

さやか「おう! じゃね!」

プツ プープー

さやか「……そうだよ。これでいいんだよ。魔女を倒してみんなを救うのが使命なんだ。それ以外のことに割く時間なんてないんだ」

さやか(……だけど)

――まどか『……本当に、悪い子達なのかな』――

さやか(あいつらがいなければ、仁美は――)

さやか「……ぇ」ハッ

さやか(あたし、いま、なに考えた? もしあいつらがいなければだなんて……あたしは……!)

さやか「……ぅ、う、ぅううううっ、うううううう!」



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