過去ログ - 偽街の子供達「ご主人様!」メガほむ「ご主人様!?」
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835:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/16(水) 00:38:57.57 ID:Mc5ENi5U0
さやか「あたしが契約した理由になった幼馴染、いるでしょ? その友達がそいつに告白するって聞いたときに、あたし思っちゃったんだ。『あの使い魔たちがいなければよかったのにって』……ね? 最低、だよね」

マミ「それは……美樹さんが悪いわけじゃないでしょう? だって、人なら誰だって恨みや妬みを持ってしまうものだのも。それでいちいち自分を責めていちゃ――」

さやか「そうだよね。あたしって、ほんとに気分屋で調子のいい奴だよね。口先では正義ぶってるのに、いつも誰かに頼りっぱなしで肝心な時に役に立たなくて、自分で言ったことさえ、ろくに守れやしてない。そんなんだからマミさんをひどい目にあわせちゃったんだ」

マミ「……美樹さん。わたしは仲間を頼るのが悪いことだとは思わないわ。わたしだって何どもあなたに掬われたんだもの。あんたがいてくれたから、わたしも今ここにいるのよ?」

さやか「……マミさんは優しいよね」

マミ「え?」

さやか「どうしてあたしを責めたりしないの? 元をたどればマミさんの忠告を押し切って契約したからこんなことになっちゃったのにさ……」

マミ「そんなこと――」

さやか「ほら。いまもそう。いつもあたしをフォローしてくれるのは嬉しいけど、そういうのが時々ちょっとつらいっていうか……」

――杏子「あんたは魔法もろくに使えねぇ足手まといに向って、嫌な顔ひとつせずグリーフシードを分け与えてやるんだろう? あたしはあんたのそういうところがムカつくんだよ!」――

マミ「――っ」

さやか「ごめん。コンビを組むのやめたい理由はそれなんだ。……これ以上優しくされても、あたしには返すものがないから」

マミ「……」



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