過去ログ - 【東方】?「平和な安価東方SSが流行っている風潮をぶっ壊す!」【SS】
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/03/18(火) 19:53:05.09 ID:MKGKZHF00
数十年後。
ついでにその数時間後。
そのすぐ近くの場所に――
家があった。
丸木を組み上げて作られていて、明るい林の中に静かに佇んでいた。
しかしそこに、この先起こる事件の予兆のように、鈍い羽音が響いた。
柵で囲まれた菜園に通じる道。先ほどした音とは対照的に、一見華奢な少女が立っていた。
山伏のような服、帽子に、スカートというなんとも矛盾した服装。それに――
羽が生えていた。そう、彼女は「風を操る程度の能力」を持つ天狗、射命丸文である。
射命丸「まずは一枚!」パチリ
射命丸「まさか妖怪が自分で自分を祓うなんて大事件が起こるとは思わなかった!それも、こんなところで!」
射命丸「『文々。新聞』の記者として!放って置けるわけがないでしょう!ノッカーはこれかな?」コンコン
洒落たデザインのノッカーを叩くと、しばらくして、女の姿をした妖怪が出てきた。黒っぽい和服を着ている。
女「はい、どなたでしょう」
射命丸「私、射命丸文と申しますが!この度は、ご愁傷様でした」
女「・・・はあ、どうも・・・」
射命丸「今回はとんでもないことになってしまいました、塩を塗るようで申し訳ありませんが・・・」
女「・・・新聞の取材ですか?」
射命丸「ご存知でしたか!それは話が早い、この事件は幻想郷中で話題になっています」
射命丸「妖怪になってまで自決する変わり者は見たことがないと」
女「ええ、私もまさかあんなことになるなんて・・・思いもしなかったんですけど」グスッ
射命丸「あー、無理にとは言いませんが、話を聞かせていただきたく・・・」
女「いえ、私としても好都合です。こちらへ」
射命丸「(好都合?)」
疑問を感じつつも、促されて家の中へ入った。
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