過去ログ - 【東方】?「平和な安価東方SSが流行っている風潮をぶっ壊す!」【SS】
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29:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/22(土) 18:15:41.01 ID:qM4yayRE0

 数十年前

 男はさっきまでの一連の出来事が、夢のように思えて仕方が無かった。


 飛び起きて、時計を見ると、ああもう部の朝練の時間じゃあないか、と慌てて起き出すような予感が駆け抜けた。


 部―――俺は何部だったか?


 部―――部?学生の部活動―――?


 俺、学生だったか?


 馬鹿な、そうに決まってる。


 だって俺は―――


 俺は―――


 俺は誰だ?


 俺ってなんだ?


 頭の中に、むくむくと霧が生じる。どんどん物が思い出せなくなっていく。


 一瞬、森の奥に佇む苔むした祠が見えた気がした。そこに自分もいた気がした。それすらぼやけていく。


 思い出せなくなってゆく何かが、愛おしく思えた。


 相対的に、あの暗闇の道と女のビジョンが鮮明になってくる。


 視界はあの女に埋め尽くされたあと、白くなっていって―――



 男「・・・っあ」


 目を覚ますと、5畳と少しくらいの和室だった。箪笥と卓が置かれているせいで、より狭く感じる。


 男「・・・・・・」


 卓の上に設けられた窓から入る光が、チラリと目を突き刺した。手をかざす。朝日?いや、夕日―――?


 男「・・・朝、か・・・」


 男は半分勘だったが、とりあえずそういうことで決着をつけた。ここはどこだ。俺は誰だ?


 男「あ?」


 頭に自然に浮かんだ問が、非常に馬鹿らしく思えた。しかし、本当にわからなかった。


 俺は誰だ?ジェットコースターのように、その問が駆け巡る。


 これはもしかして―――記憶喪失?


 男の頭からは、あるのが当然だと思っていたものが、ぽっかりと抜け落ちていた。


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