過去ログ - 【東方】?「平和な安価東方SSが流行っている風潮をぶっ壊す!」【SS】
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37:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/27(木) 18:47:48.55 ID:a8NxVp240


 数十年前


 男「・・・成程。要するに非科学的な者たちの隠れ家なわけだな」

 霊幻「そうよ。そしてこの博麗神社は、その結界の要・・・みたいなものかしらね。」

 男「・・・・・・俺はそういうものに関わりがあったのだろうか」

 霊幻「どうでしょう。霊感はあるようだけど、弱い霊が取り付くのはちと難しいわねー」

 男「取り付く―――」


 少し、心に引っかかる気がした。俺は、何かにとりつかれている?いや、俺が取り付いているのか―――?


 霊幻「今は何も取り付いてないみたいね、霊的な力を纏ってたにしても今は付いてない。何でこんな所に居るのやら」

 男「もし俺が外の人間だとしたらだが、他にも外から入る人間はいるのだろう?」

 霊幻「ええ。ほとんど偶然だけど、あなたのように霊感が弱いのは珍しいわ」

 男「・・・ふうむ。何かに引き寄せられたとか?」

 霊幻「それはないわ。あの道を通る糸だったら、流石に気づくわ」

 男「しかし、ただの人間が入ることはできないのだろう?」

 霊幻「ええ、保証するわ。科学的なエネルギーがホイホイ入ってきたら力が弱い妖怪は全滅よ」

 男「・・・ふうむ」

 霊幻「でも―――」

 男「?」

 霊幻「あなたはどうやら入ってきたみたいね。ほら」


 そう言うと霊幻は、枕元の鞄から、札のようなものを取り出した。


 男「・・・なんだそれは?」

 霊幻「惚けているのか、本当に忘れているのかは知らないけれど―――これは、結界を無力化する札。」

 男「・・・俺が使ったというのか?」

 霊幻「でしょうね、これはあなたの鞄だもの。」

 男「俺の鞄・・・」

 緑色の鞄を見るが、全く心当たりがない。とり憑く、と聞いた時の妙な感覚すら―――

 霊幻「まあ、そういうことだから―――」


 男「!?」


 その時、男の横に紫色の空間が現れて―――


 男を、ひとのみにした。






 霊幻「・・・悪く、思わないでよね。」


 霊幻はポツリと言うと、立ち上がった。




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