過去ログ - 【東方】?「平和な安価東方SSが流行っている風潮をぶっ壊す!」【SS】
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41:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/28(金) 20:57:47.31 ID:avGZCEkP0


 紫「鏡に憑いてるから、にしても笑えなすぎるわね・・・」


 紫「創世事件の犯人の天狗も似たような能力を持っていたけれど、彼は本当に、なんでも複製できる。」


 紫「タチが悪いのは、存在の仕方を反転させられること。」


 紫「いくら弾幕を放っても片っ端から向きを反転させたコピーで相殺して、全く歯が立たない。」


 紫「能力で消滅させようにも、彼、自分も複製できるのよ」


 紫「意識を移せるようにしたバックアップの体に意識を移して、能力を自分にコピーして・・・」


 紫「自分の能力で殺される、なんて愉快なことになるわ」


 ちっとも愉快ではない。


 紫「とにかくその能力で結界から私の能力を抽出して、反転させたコピーを結界にぶつけて局地的に相殺した。」


 紫「でも、幻想郷と外との非科学的、科学的なエネルギーの違いは彼に激突したようね」




 紫「・・・それにしても、所詮タダの怨霊である彼がなぜそこまで移動できたんだと思う?」


 紫「それは、おそらく目覚めた要因にも直結すること・・・」


 紫「人間にとり憑いて来たのよ。おそらく、彼の兄の子孫、血縁。」


 紫「無用心に墓参りでもして、しめ縄を切ってしまったんじゃないかしら。それでまんまととり憑かれて・・・」


 紫「移動に利用された、というわけね。それが、ここでいよいよ問題になってくる・・・」




 紫「・・・フフ、私の失態を晒すことにしかならないんだけど・・・」


 紫「エネルギーに激突した彼は、人間にとり憑いているという幻想郷ではありえない状況から弾き出された・・・」


 紫「要するに、人間体と霊体に分離してしまったのよ。」


 紫「とり憑いている期間が長かったから、人間体はそれまでの記憶を失い・・・」


 紫「霊体はショックで―――何と言ったらいいかしら―――まあ、ネジがずれたのよ。」


 紫「その後よ、私はそこに駆けつけた。すっかり相殺された結界、私が慌てたのは予想がつくでしょう?」


 紫「しかしそこに霊体は居なかった・・・この怨霊、時々テレポートみたいな真似をするのよ・・・」


 紫「私は残された人間体が大きな力を持っていると勘違いして、襲いかかった・・・『あなたは強力すぎるの!』って」


 そして彼女はさも可笑しそうに笑う。しかし直後には怒りに肩を震わせた。


 紫「フフ、その後誤解だってわかったはずだったのに、人間風情に騙されてまた誤解しちゃうのよ・・・博麗、霊幻に!」



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