過去ログ - さんだい
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11:サンザシ飴、プロレタリア独裁、童貞喪失[saga]
2014/03/19(水) 18:43:52.19 ID:9aNlzy2go
「サンザシ飴、嬉しいわ。ありがとう」

「大笑いしたくせに。もっと手に入りやすそうなやつなら言ってくれれば今からでも――」

「ううん。良いのよ。あなたが持ってきてくれた、それが良いの」

その言葉に我ながら単純にも多少溜飲を下げて、渡そうと手を伸ばすが、彼女がそれに答える気配はない。

あっ、と気付いたがもう遅かった。

僕はよほどばつの悪そうな顔をしたのだろう、彼女は「ごめんね、今は食べられないの」と謝ってきた。

「いや、僕の方こそ……」

それから先は言葉にならない。

「見えるところに置いてくれる?」と言った後、押さえ込むかのように軽く咳き込んだ彼女。

どこに置こうか少し迷ったが、僕と彼女の間、ベッドの端に置くことにした。


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