36: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:12:09.98 ID:HamqrAcGo
その日、上半身を起こし今日と全く同じようにベッドに収まるさやかと、
ベッドの隣に用意された椅子に腰掛けた恭介が病室にはいた。
突如、予告なく開けられた病室の引き戸。
そして、恭介の怪訝な視線を平然と受けつつ、
廊下と病室の境界をスッと越えて入って来たほむら。
ほむらが部屋の中を無表情で見回した後、
足音なくスルリと二人の元へ近づいて、恭介に話しかけた。
――こんにちは、上条君。美樹さんのお見舞い、少しの間ご同席させて貰っても構わないかしら?
……ええ、大丈夫ですよ。
特別断る理由も思いつかなかったから、恭介はほむらの頼みを承諾した。
――こんにちは、美樹さやか。
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