9: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/03/19(水) 15:24:30.04 ID:piabdirRo
顔を合わせたさやかに、特に異常は見受けられない。
ちゃんと薬も効いているはずだった。
まず、仁美がさやかに優しく触れて、反応はなかった。
ニコリともせず、無表情に見返していた。
次に恭介がおずおずと、手に触れた。
ニコリと笑った。
流石に和気藹々とまではいかなくても、
病室の雰囲気は本当にのほほんとした物だった。
だから、その場にいる誰もが少しばかり気を抜いてしまった。
女性の看護師が何かしらの目的をもって彼女の身体にそっと触れた瞬間、
それは起こった。
信じられない力で突き飛ばされ床に転がる看護師。
狂乱するさやか。火事場の馬鹿力で表現可能な範疇を超えていた。
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