過去ログ - 少女「ここは何処?」 日本兵「目が覚めたか」
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1:1 ◆yhNCqZ8/EE
2014/03/19(水) 21:44:56.41 ID:tW9kh8Mh0
少女「うわっ!!誰アンタ!?って言うかココは何処!?」

日本兵「まぁ落ち着いて。とりあえずこれでも飲みなさいな」

少女「(何このオッサン…凄く怪しい……)」

少女「へ、変なもの入れてないでしょうね?」

日本兵「なんも入れてないよ ……と言っても無理な話かな?」

少女「いや、貰う。喉渇いてるし」

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2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:45:48.54 ID:tW9kh8Mh0
少女「はぁ…温まる……」

日本兵「どれ、落ち着いたかな?」

少女「まぁね。それでココは何処なの?なんか凄い殺風景だけど」
以下略



3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:46:20.63 ID:tW9kh8Mh0
少女「じゃあアンタは誰なのよ。凄い人なの?」

日本兵「うーん、凄い人ではないなぁ。でも凄く大変な仕事を受けてしまっている人ではある」

少女「なによ、仕事の愚痴なら受けないけど?」
以下略



4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:46:51.64 ID:tW9kh8Mh0
少女「はぁ護衛?なにそれ、補導的な意味?」

日本兵「いやいや、君を悪い奴から守って無事に送り届ける。文字通りの護衛」

少女「悪い奴って……私も知らない男に着いていくほど馬鹿じゃないんだけど?」


5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:48:00.58 ID:tW9kh8Mh0
日本兵「ははは、悪い男から守るんじゃないよ」

少女「じゃあ何から守るって言うの?」

日本兵「ほら、君の後ろにいるそれだよ」
以下略



6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:48:39.43 ID:tW9kh8Mh0
少女「ぎゃあああああああああああ!!!!」

日本兵「おいおい、お嬢ちゃん。おじさんを置いていくなっての」

少女「な、何なのよ!!!な、何か凄いデカイ化物みたいな……鬼じゃない!!あれ完全に鬼じゃない!!!」
以下略



7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:49:24.12 ID:tW9kh8Mh0
日本兵「しょうがないにゃあ……どれ。少し射撃の腕でも見せようかね」

日本兵「よし……貴様!!その場より動くな!!!私は貴様の射殺も許可されている!!!」

鬼「ぐぬっ!!お前はあのガキの……」
以下略



8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:49:49.51 ID:tW9kh8Mh0
少女「お…おじさんやるじゃん!!あんなデカイのを追い返すなんてさ!!」

日本兵「いや、おじさんは鉄砲向けただけだよ。それに次はこうは行かないかも知れない」

少女「つ…次?」
以下略



9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:50:19.40 ID:tW9kh8Mh0
日本兵「まぁおじさんには不屈の大和魂があるから。多分大丈夫だよ」

少女「余計不安だわ!!!せめてその銃とか刀を頼りなさいよ!!!」

日本兵「火を吹く筒が何するものぞって言うだろう?」
以下略



10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:50:49.99 ID:tW9kh8Mh0
少女「それで、まぁ何となく状況は読めてきたわ」

日本兵「ほうほう、若い子は頭の回転が早くて羨ましいね」

少女「な…なんか若干上から目線で腹立つわね」
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11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:51:19.09 ID:tW9kh8Mh0
少女「そうよ。なんか白黒映画から飛び出して来たみたいなおじさんとかデカイ鬼とか、夢に決まってるわ」

日本兵「HAHAHA♪なるほど夢か。なるほどね、お嬢ちゃんもなかなか面白い事を言う」

少女「黙れ、夢の住人め!!私はもう騙されないわよ!!」
以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:52:03.05 ID:tW9kh8Mh0
日本兵「そうとも。夢ってのは夢と気付いたら覚めるものだろう?」

少女「それもそうね。残念だけどおじさんともここでお別れよ」

日本兵「ははは、ホント寂しくなるねぇ」
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13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:52:43.30 ID:tW9kh8Mh0
少女「覚めろ覚めろ覚めろ………」

少女「夢から覚めろ?。覚めるのだ?」

少女「覚めろ?……」
以下略



14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:53:17.46 ID:tW9kh8Mh0
日本兵「で、夢から覚めることは出来たかな?」

少女「で…出来ませんでした……」

日本兵「そりゃ残念。つまりここは夢じゃなかったわけだ」
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15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:53:51.29 ID:tW9kh8Mh0
少女「これが夢じゃないなら、いよいよ信じられない事が起きたみたいね」

日本兵「ふーむ、しかし信じて貰う他ないんだよねぇ。残念だけど人生とは思い返すと儚く短い物なんだよ」

少女「人が落ち込んでるときに変に詩的に表現しないでよ!!分かってるわよ!!死んだんでしょ?私死んだんでしょ?」
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16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:54:25.58 ID:tW9kh8Mh0
日本兵「しかしお嬢ちゃん。死んだからといってゆっくりも出来ないよ?」

少女「えぇ……?」

日本兵「なにせ君は親より先に死んだんからねぇ。このまま呑気に構えていると……」
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17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:55:06.70 ID:tW9kh8Mh0
日本兵「お嬢ちゃんは日本人だからね。日本人の子供は親より先に死ぬとそういう刑に処される決まりになってるんだ」

少女「なにそれ?私別に犯罪とか犯してないんだけど?」

日本兵「そうだよね。しかし残念だけど規則でそう決まってるんだな、コレが」
以下略



18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:55:45.83 ID:tW9kh8Mh0
日本兵「まぁまぁ、そう言うだろうと思っておじさんが護衛として付いてるんじゃないか」

少女「え?つ…つまりおじさんは私をその不条理極まる刑から助けに来てくれたわけ?」

日本兵「ははは、やっと気づいたか。若いのに案外頭の回転が鈍いんだねぇ?」
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19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:56:36.58 ID:tW9kh8Mh0
少女「それで、これから何処に向かうわけ?天国?」

日本兵「さすがに天国に直接は行けないけどねぇ。天国に繋がってる場所に行ってもらうよ」

少女「分かった!!三途の川ってやつね?」
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20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:57:10.57 ID:tW9kh8Mh0
少女「それで、その連絡船は何処にあるの?見渡す限り岩と石しかないんだけど?」

日本兵「えーっと、ちょっと待ってよ?。ここから歩いて20kmってところかな」

少女「20km!?冗談でしょ?そんな距離歩けっての!?こんな岩がゴロゴロした所を!?」
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21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/19(水) 21:57:40.09 ID:tW9kh8Mh0
少女「ところでおじさん。ちょっと聞いてもいい?」

日本兵「あぁ良いとも。そうだね、おじさんは27,8歳の女性が良いねぇ。眼鏡なんて掛けててたら最高だよ」

少女「………誰も"オッサン"の女性の趣味なんて聞いてないんだけれど?」
以下略



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