過去ログ - 男「なんていい世界だ」
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1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/20(木) 03:28:35.52 ID:TVpwI8uAO
俺は母方の連れ子だった。

ある時俺に父親が出来ると聞かされたが、俺は心の中でまたか…と思うことしかできなかった。

母の相手には俺よりも2つ上の娘がいて、一人手で育てている事の話で意気投合して再婚に至ったそうだ。

どうせ長続きなんてしないんだから、いい加減誰かに想いを寄せるなんてみみっちい事しなけりゃいいのに。



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2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/20(木) 03:45:20.18 ID:TVpwI8uAO
俺に突然出来た姉と父はそれなりにいい人達だった。

初対面でわざわざ再婚相手の子供の評価を下げるような真似をするヤツなんてなかなかいないと思うけどね。

義姉はとても綺麗で、俺が通っていた高校の女子なんて目じゃないくらいだった。
以下略



3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/20(木) 04:02:29.06 ID:TVpwI8uAO
母と義父は、随分と仲がいい様子で、一週間に三回は二人で外出していた。

「こりゃあ弟か妹が出来るのもそう遠くないな」

「ねー、二人の子供だったらきっと可愛いよ」
以下略



4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/20(木) 04:25:42.65 ID:TVpwI8uAO
「する?」

「何を?」

「分かってるんでしょ?」
以下略



5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/20(木) 09:20:55.36 ID:Py3qA0dk0
素晴らしい、早く書きなさい。


6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/20(木) 11:53:39.27 ID:TVpwI8uAO
のんびり、静かな時間のはずなのに、部屋の掛け時計の音が聞こえない。

一人でいる時は一度気になったらなかなか耳から離れない音のはずなんだけど、今はなぜかドクンドクンと身体の中で時間を刻んでる。

握られた手はもう冷たくなくて、じんわりと汗ばんできていた。
以下略



7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/20(木) 11:56:46.37 ID:TVpwI8uAO
閲覧注意。

一応警告しておきます。


8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/20(木) 12:30:38.32 ID:TVpwI8uAO
俺の同級生は、自分が何をしてもいいもんだと勘違いばかりしてる。

それが普通なんだとしたら、俺は普通が恐ろしくてたまらない。

普通ってなんだろう、と毎日のように感じているが、特に悪さもしないで静かに一人の人間として、誰かの人生の背景になっているのが俺の中の普通だと感じている。
以下略



9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/20(木) 18:46:16.11 ID:TVpwI8uAO
我が家……と言っても俺は住み始めて数ヶ月だけど、馴染みの深くなってきたドアノブに手をかける。

「ただいまー」

「ただいま」
以下略



10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/24(月) 00:50:34.00 ID:cqAjmkQ/0
眠れない。

深夜二時。静まり返った部屋の中で、いつもならグルグルと落ちるような感覚の中ですぐに眠りにつくことが出来るはずなのに、妙に目が冴える。

特に不安な事も、気にかけている事もないはずなのに、どうして寝付けないんだろうか。
以下略



11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/24(月) 11:37:42.07 ID:WVRVJyU10
急展開だな((( ;゜ Д ゜)))


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