過去ログ - 「お帰りなさい、プロデューサーさん!」
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4: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/03/20(木) 18:18:04.60 ID:issOA1E70

ゲートの向こうに消えていく彼は、最後まで振り向くことはなかった。
でもそれが今は寂しくもあり、ありがたくもある。
笑顔で送り出そうと決めたのに、こんな泣き顔している所を彼に見られずに済んだのだから。

後ろ姿が見えなくなると、張り詰めていた糸が切れたようにその場にしゃがみこんでしまった。
あとからあとから溢れ出る想いを止めることが出来ず、肩を震わせる。
声を圧し殺してそうしていると、髪を右に纏めたサイドテールの少女に声をかけられた。



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