64: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 05:58:46.10 ID:nQrYk9UJ0
ほむら「…あー、あったわね、そんなこと」
QB「…数多くある時間軸の、その中のたった一つの時間軸であったとしても、僕達は敗北した。人類の感情を読み切れず、システムのコントロールを失い、遂には人類から撤退を決めた挙句、悪魔の支配下にまで堕ちた」
QB「俄かには信じられなかったよ。人間の一生などほんの一瞬でしかないほどの悠久の時を経てきた僕達の歴史の中で、支配される側に陥るなんて唯の一度も無かった。あるはずが無かった」
QB「これは推測に過ぎないけれど…それはあちらの僕達も同じだったのだろう。そして彼等は限られた力の中で、たった一つだけ、悪魔に反抗を試みた」
QB「ほむら、マミ。君達はおかしいと思わなかったのかい?」
ほむら「…なにがよ?」
マミ「…」
QB「この世界さ。どうしてまどかが宇宙を改変し、全ての魔女を消し去ったのに、この世界には魔女が存在するんだい?」
ほむら「!!!」
QB「魔女だけじゃない。当のまどか本人もそうだ。彼女は概念となり、全ての時間軸から消滅したんだ。この時間軸だって例外では無かった。彼女は存在するハズが無いんだ」
ほむら「そ…んな…」
QB「だが現に、魔女もまどかも存在する。夢だとか幻では無い。僕達の観測でも、確かに彼女は存在しているんだ」
286Res/155.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。