過去ログ - 死にたがりの青年と、無垢な化物狐
1- 20
134:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/05/19(月) 17:09:09.40 ID:gVMP//4S0


2=027

血。

それは僕のものかも知れないし、ミノタウロスのものかも知れない、

ミノタウロスからは右太腿から二箇所、右方向の骨盤付近から一箇所、

僕からはというと、左腕の複雑骨折、そこから滲み出ている血が滴るほどに流れている。

一体何時間経ったのだろう、思考回路が上手く回る気配がしない、

集中力を途絶えさせずにここまで耐えているのが不思議なほどだ。

「……どうする」

移動制限は既に残り十を切っていた。

残る十の扉で、僕は決着しなければならない。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
155Res/73.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice