過去ログ - 死にたがりの青年と、無垢な化物狐
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20:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/03/23(日) 02:29:08.94 ID:OQ93dTqv0


二度目もまた同じく、何時の間にか元に戻った空間を見つめ直して――考える。

思考し、熟考し、思想し、構想し、組み替えて、考え直す。

シュミレーションの様に、考える。

不意に、視線をきょろきょろと見回し、辺りを見渡すと、

不自然なものが目に飛び込んできた、


扉――扉。


何の変哲もない木製引き戸の、既に一部不廃侵食に犯された部分も見える、

草蔓が絡まり、もう少しすれば完全に一体化でもして新たな生命が芽生えそうな――扉。

ただ変哲ではないのは、その『外見』であり、『中身』――いいや、『機能性』とでも言おうか。


一体どうして――一体どうして、開けたはずの『扉』が、閉まりきっている?



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