過去ログ - 死にたがりの青年と、無垢な化物狐
1- 20
34:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/03/24(月) 01:14:15.57 ID:CZ9R4fGz0


2=006

幼女は僕が飛び降りた壁の崩れ去った一部分に腰を掛けていた。

「落ち着けよ、何も考えずに罠っぽいのに飛び込むのは上策じゃぁないよな……フクフク」

フクフクと、引きつったような笑みを浮かべて、彼女は笑った。

そんな奇妙奇天烈な笑い方は兎も角置いておくとして、


『罠』という単語に僕は引っかかった、


『罠』、と言った。


この――迷宮のような場所を、『罠』と。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
155Res/73.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice