過去ログ - とある探偵のウニモヤシ
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3:ウニモヤシ[saga]
2014/03/22(土) 09:43:47.19 ID:ibMUBjn20



ここはとあるファミリーレストラン



佐天「という噂が最近はやってるんですよ!!」


長い黒髪を踊らせながら、佐天涙子はガタンと音の立つ勢いで立ち上がった。未だ興奮覚めやらぬといった佐天に、店内の視線が一気に集まる。


白井「佐天さん、お静かに」


彼女を咎める声に、佐天は乾いた笑みを浮かべ後頭部をさすった。

佐天は噂や都市伝説のたぐいを愛する少女で、こういう話題になると生き生きするタイプだ。ついつい行き過ぎてしまう。

可愛らしいエプロンを着た店員が、チラチラと彼女たちの座るテーブルを気にしていた。


初春「そんな噂初めて聞きましたよ。ほんとよく色々収集してこれますね」


初春は笑い、そんなものがあったら風紀委員もかたなしですね、と呟く。

白井もウンウンと頷いた。


白井「ほんとですわ。探偵なんて。そんなものがなくてもこの街はわたくしたち風紀委員で間に合ってますの」




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