過去ログ - ユウキ「ジュカイン、ハードプラント!!」
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雨雪 東吾
2014/03/22(土) 18:03:51.19 ID:hSroJzxt0
ママ「ここがあなたの部屋よ」
二階の一室に入るとそこにはベッドやパソコン、さらにはテレビにゲームキューブまでの大盤振る舞いであった
ユウキ「…こんなにいいの?」
ママ「まあお父さん稼いでるからね」
ニヤリと母親がイタズラっぽく笑う
ユウキ「…ありがと!」
運転手「奥さ〜ん! 荷物運び終わりました!」
ママ「はーい、今行きます! じゃああんたは部屋の中見てなさい。私は下にいるから」
母親はパタパタと階段を降りて行き、少年は一人、部屋に取り残された
ユウキ「しかきすっごいなあ…あ、パソコンに傷薬がある。…一応引き出しとくか」
少年はマウスを操り、引き出しのボタンを押した
横に付属されている転送装置から淡い光が発せられ、やがて傷薬が出現した
ユウキ「バッグに入れて…ラルトス、下に行こう」
ラルトス「ラル〜」
少年はラルトスを抱え、下の階に降りると
ママ「あ、ユウキ! 早く来なさい! お父さん出てるよ!」
急いでテレビの前に躍り出るが、既に画面はVTRからスタジオへと戻されたようで、アナウンサーか誰かがまとめをしていた
ママ「あ〜、もう少し早かったらお父さん見れたのに」
ユウキ「別にしょうがないよ」
少年はそう言うものの、母親の方は満足しないらしく、未だに落胆の色を隠せず、む〜と唸っている
ママ「あ、そうそう。あんた、お隣さんに挨拶行って来な。同年代の子がいるから仲良くなって来なよ」
ユウキ「ん、わかった。行くぞ、ラルトス」
ラルトス「ラル〜」
少年の後をラルトスはちょこちょこと着いて行く
そんな後ろ姿を微笑ましく思いながら、少年の母親は行ってらっしゃいと声をかけた
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